辿り着いたのはシンプルライフでした
生活動線を考え抜いた先に、本当のシンプルライフがある。
家を建てるのに大切なことは、これまでの暮らしにおける小さなストレスを見逃さず、こうしたら便利だなとか、こうしたら快適だなというポイントをとどめておくこと。これが家づくりに大切なことなのだと知りました。
Ｏ様邸は、ひとつひとつの収まりが良く、細部まで考え抜かれているのがわかります。家族が集まるＬＤＫはゆったりと構え、子ども部屋のある２階はコンパクトに。また、将来子どもたちが巣立った後は１階で生活できるようリビング脇に洋室を設計し、将来の寝室にする予定だとか。今は子どもの遊び場として、また収納としても使うことができ汎用性の高い空間です。さらにリビングを通って子ども部屋に行く動線は確保しつつも扉を付けることで空気の流出を避け、無駄な光熱費がかからないようにしています。そして、何と言っても収納テクニック、キッチンまわりや洗面は収納するものと場所をあらかじめ決めておくことで、全てがきちんと収められ、いつもスッキリとした状態。「共働きでもキレイな状態がキープできるように手間ののかからないようにしたかったんです」。奥さまが望んだシンプルな住空間は、研ぎ澄まされた生活の感性があるからこそなのですね。
香川の家 2018夏・秋号 掲載｜高松Ｏ様邸
外観は、黒のガルバリウム鋼板や玄関ポーチのレッドシダーなど、シンプルで飽きのこないデザイン。
天井高を通常よりも50cm程上げ、大きな窓を取り入れたことでこだわりの開放感を実現しました。
アウトドア用品もきれいに収まる広々とした土間収納。
ゴミ箱の収納スペースが子どもたちのスタディスペースにも！
キッチンの背面収納は隠しつつ取り出しやすい設計。
取っ手を無くしたシンプルでこだわりの扉。
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